ゴルフ肘に関するサイトです。





ここでは、ゴルフ肘の原因・症状・予防法をはじめ、
ストレッチやサポーターでの改善・解消法や、
病院での治療・鍼灸治療、再発予防とリハビリについてなど、
詳しく紹介しています。



原因

◆ゴルフをしている方の場合
・プレイの前に準備運動やストレッチをしない
・肘を伸ばしすぎた
・コースで土を思いっきり掘ってしまうようなダフリをした
・打ちっぱなしでかなりマットを強く叩いた
・練習が多過ぎる

◆テニスをしている方の場合
・フォアハンドでボールを打った


ゴルフ肘になってしまうと、以下のような症状が出ます。

・肘や腕を伸ばしてバスや電車の吊り革を持つ時に疼痛がある
・ゴルフクラブを持っただけで小指に痛みが出る


ゴルフやテニスをしている時以外にも、モノを持ち抱えて作業をする職業に従事している方や、
屈筋をよく使うスポーツをしている方にもゴルフ肘を発症します。

安静にしている時には痛みはありません。上記のような動作をした時に疼痛を感じます。

肘関節の内顆または上顆に、動作をしている時に圧痛が出れば、病院で「ゴルフ肘」と診断されます。


⇒原因

症状

肘の内側に痛みが出るようになります。
もし痛みが出ているにも関わらず運動を続けると、骨から腱が外れて出血してしまうこともあります。


また、治療を行わずそのままにしていると、
肘や腕を伸ばす動作以外でも痛みが出るようになり、動きが制限されます。

ゴルフ肘はスポーツ以外の動作によっても症状が出るようになります。
症状がよく見られるのは30代〜50代の女性で、以下のような症状が見られます。

・洗濯物を干せなくなった
・布巾が絞れない
・腕が伸ばせない

こういったように日常生活に支障をきたしてしまうようになるのです。

なぜ、スポーツなどで腕を酷使しない女性にもゴルフ肘が起こってしまうかと言うと、
それは代謝機能が低下することによって疲労が溜まりやすくなり
肘に痛みが起きても症状が改善しづらくなるからです。

スポーツ以外の理由でゴルフ肘になった方に対しては、
注射や湿布などのゴルフ肘の治療の他に、ホルモンバランスを整えるための治療も行います。


⇒症状

治療法・治し方

◆保存治療
・局所の安静
・ハップ剤、消炎鎮痛薬の使用
・サポーターの着用

◆薬物療法
・トリガーポイント注射(ステロイド+局所麻酔薬)
※注射のし過ぎは症状をかえって悪化させますから、注射は行っても3回程度です。

◆重症化した場合
・電気治療(低周波)
・レーザー治療
・靱帯の補強と縫合を目的とした手術を行う

上記のような治療を行って、痛みが落ち着いてきたら医師の診断によ
り筋肉トレーニングまたは背屈筋のストレッチを行っていきます。

普段からストレッチを行っていれば、ゴルフ肘の予防にも繋がります。


⇒治療法・治し方

予防するには?

ゴルフ肘は、ゴルフやテニスなどのスポーツ・職業が原因で起こる場合と、
年齢によるホルモンバランスの崩れが原因で起こる場合の2つのパターンがあります。

スポーツや職業が原因のゴルフ肘の場合は、
腕を酷使してしまいがちなのでその状態に対抗できるような筋力をつける必要があります。
ですから筋力トレーニングが必要です。

しかし、加齢によるゴルフ肘の場合は、
できるだけ毎日ストレッチを行うようにするだけで十分にゴルフ肘を予防することができます。


⇒予防するには?

ストレッチ

痛みが出ている方の肘が曲がる部位を上に向けます。
そして、反対側の手で手の平を引っ張ってください。

「肘の内側が引っ張られているかどうか」
これを目安にして行うようにしてください。


ストレッチをすると、痛みで今まで使えていなかった筋肉の柔軟性が高まります。
無理をしないで、自分のペースでストレッチの回数を増やしていくようにしてください。

お風呂上がりは体が柔らかくなっていますから、
テレビを見ながらでも毎日ストレッチするようにしてください。


⇒ストレッチ

サポーター(テーピング)

ゴルフをしている方には、肘に痛みが出る方が大勢います。
・スイングする時の「力み」
・練習時にマットを叩いてしまう「ダフリ」
・コースに出て地面を掘ってしまうほどの「ダフリ」
・テイクバックしてインパクトをする際の「打ち込み」


こういった時にゴルフ肘を発症してしまうのです。

ゴルフ肘になって、痛みが出ているのに無理をしてプレイを続けていると
症状が悪化して手術になることもあります。

そうならない為にも、ゴルフ肘を予防する為にも、
スポーツをする時や病状が出ている時にはサポーターで肘を保護してあげましょう。

ゴルフ肘の為のサポーターは、各メーカーから数多く販売されています。
使いやすいものを購入するといいでしょう。

また、テーピングで対応しても同等の効果が見られます。
テーピングでは筋肉のバランスをが整えられ、
肘を保護して動作時には補助してくれる役割を持っています。

サポーターもしくはテーピングで肘を保護しつつ、
痛みが引いたらストレッチも併せて行うようにしていきましょう。


⇒サポーター(テーピング)

病院での治療

「上腕骨外側上顆炎」

テニスをしている方や、中年以降の方によく見られる症状です。
肘の外側に指や手首を伸ばす筋肉がついているのですが、この筋肉を酷使すると
上腕骨外側上顆が炎症することがあります。

◆症状
腕・肘を伸ばした時に痛みが出ます。
(ゴルフが原因の場合は腕の内側と外側に痛みが出ます)

※患部が熱を持っていることがあります。

「治療法」
・消炎鎮痛薬、ハップ剤
・テニスエルボーバンドを着ける
・局所麻酔薬と副腎皮質ステロイド剤の注射を週に1〜2回


⇒病院での治療

鍼灸治療は有効?

まずゴルフ肘の診断を病院で受けて、その後鍼灸治療を行う方も結構いるようですね。

鍼灸治療でまず説かれるのは、人間が本来持っている「回復力」で
ゴルフ肘を改善できるようになる、ということです。


痛みが出ている間は、運動や家事を休むなどして安静を保つことは基本です。
時間が経てば痛みは治まってきますが、
また同じように運動を始めるとゴルフ肘の症状は再発してしまいます。

『肘に痛みが出ているから、肘を治療する』
これは西洋医学の考えです。

しかし、肘痛が出ているということは、体の他の部位、
例えば腰や背中なども疲労が溜まっていて何かの拍子でそれらにも痛みが出るようになってしまう
一発触発の状態だということなんですね。


⇒鍼灸治療は有効?

再発防止とリハビリ

ゴルフ肘を発症して安静にし、保存療法・薬物療法を行って治癒できたとします。

しかし、そのまま運動や仕事など、ゴルフ肘の原因になったものを、そのまま再開すると
ゴルフ肘をまた起こしてしまいます。


ゴルフ肘の再発防止の為には、肘の痛みが治まってからリハビリを行う必要があります。


⇒再発防止とリハビリ

早期治療が大切

ゴルフ肘の原因には、「筋力不足」「腕の使いすぎ」「加齢によるもの」があります。

ゴルフ肘の治療は、保存療法と薬物療法を症状に合わせて進めていきます。
もし、これらの治療を半年間続けても改善が見られなければ、
筋の切離手術を行うことになってしまいます。

ゴルフ肘において「手術」の選択はどちらかと言うと稀です。
しかし、治療をきちんと最後まで終えていないにも関わらず、
運動を再開したことによって再発を繰り返している方がとても多いのです。

手術しないといけない状態になる前に、早期治療が必要です。


⇒早期治療が大切



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